きっかけ


元々、動物は好きな方だったけど、
自分が動物の保護に関ることになろうとは予想もしていませんでした。
私が動物の保護に関るようになったきっかけを書いてみようと思います。

あれは小学生の頃・・・。
道路で轢かれている猫を見ました。
その時には”かわいそうだな”と思うだけでした。
２３歳ぐらいのときです。
同じく道路で轢かれている猫を見ました。
その時には、私も少しは大人になったのでしょうね、
小学生の頃と同じ気持ちと共に、
”何故、轢かれてしまうのか”と言う疑問が湧いてきました。
それがきっかけとなり、
轢かれて死んでしまう状況に何故なってしまうのか、背景を探りました。
便利なものでインターネットで調べれば
わんさか情報が出てきてだいたいの背景を掴むまで
そう時間はかかりませんでした。

そこから動物の保護をしている人との出会いがあり、
さらには、動物愛護センターなどの行政での殺処分を知ったり、
薬やシャンプーの為に実験をされ続けている動物の存在を知ったり、
ペット業界の悲惨なシステムを知ったり、
毛皮の実態を知ったり、肉食と言うものを考えてみたり。
きっかけは”轢かれている猫”でしたが、そのおかげで、
動物達の犠牲の上に自分が生かされていることに気が付きました。

劇的に状況を変化させることは出来ませんが、
ひとりひとりの思いが集まればそれは大きな力になると信じています。
正直、今、私がしている事にキリがないと感じる時もありますが、
でもね、決して焼け石に水ではありません。
今日明日、変化はなくとも、
１０年後２０年後に何かひとつでも変化していればそれは儲け物！
いい意味でマイペースに構えてやることが秘訣だと思っています。
その時に出来る事を精一杯する。
それが”命”と言うものに対しての最大限の敬意だと思っています。

おおきな事を言いましたが、
私も無制限に動ける訳ではないので、
啓発活動などでしっかり啓発して、
ひとりひとりの意識をほんの少しでも変えられたらなと思っています。
私が今、していることは決して大袈裟な事ではなく、
誰にでもいつからでも実行できる事です。
たったひとりでしなさいとは言いません。
きっと力になってくれたり、
手伝ってくれたり、助けてくれる人は周りに必ずいますよ！
私もそのうちの一人になれれば幸いです。



このコラムのアンケートは締め切りました。