水頭症の仔猫の治療費募金
ご協力ありがとうございました


 約2ヶ月半の男の子です。 名前は今保護している家庭で、「小鉄」と名付けられました。
広島市内の寺の屋根裏で3匹兄弟のうちの1匹として生まれました 。
(保護されたのは6月中旬の頃でした。)
  他の2匹の兄弟たちは寺の人に保護されてほとんどすぐもらわれてい きましたが、
この子だけはガリガリで起きあがることもできず残って いました。
そこで見るに見かねて飼い主探しを引き受けて引き取ったのですが 、何ヶ所かの病院を巡り、
ついに「キアリ奇形」であることがMRI 検査の結果 で判明しました。(「キアリ奇形」が原因で、水頭症を引き起こして いるそうです。)
この病気の原因は色々あるそうですが、犬ではよく症例があるものの 、猫に起こるのは非常に珍しいそうです。

 見るだけで症状はわかりませんでしたが、この子はいつも懸命に立ち上がろうとし 、
おもちゃを喜んでじゃれたり、はっきり鳴けないかわりに 「う〜う〜」と呻っては意志表示をしています。
(最近少し猫らしい 「ニャ〜」に近づきつつありますが・・・!)
 しかしながら、この子の頭の中はすでに水が一杯になっており 、ずっと頭痛もあるはずとのことでした。

 レントゲンを撮って「水頭症」という診断を受けた病院では安楽死に ついても話をしましたが、
今はまだ元気な状態であり 、この子が頑張って 餌も自分から食べて、生きようとしている以上
安楽死を考えるべきではないとのお話を先生からされました。
私たちもこの子に苦痛を伴わせるのが一番辛いことですが 、治療をしなければ長生きができないのはもちろん
今のままの状態ですでに痛みを 伴い続けているということから思い切って手術にかけてみることにしました。
 手術内容や治療方法については、これから段階を追って考えていかな くてはいけませんが、
ひとまずキアリ奇形の部分についての手術を受 けて、 その後の経過を見て(その段階ですでに大きな危険を伴ってはいるの ですが)、
一般に水頭症で行われているチューブを入れる手術につい ても 考えていくことにしています。 
そして、それまではしっかり食べて体力をつけながら 、注射と薬による治療を続けているところです。

 初めは頭を持ち上げることさえできず、寝転がったまま餌を食べさせ てもらっていた小鉄でしたが、
栄養をつけたり注射をしてもらったりすることによって、少しずつ寝返りが打てるようになり、
最近では起きあがるこ ともできるようになって来ました。 今では、最後まで思うようにいかなかった後ろ足を使って 、
少し立ち上がったり、ほんの数歩ですが歩ける様子も見られました 。

手術をすれば、(もしかすると後遺症が残ることも考えられますが )普通の猫の生活をすることも夢では無くなるかもしれません。
お医者さんの話では、少しでも早い方が良いとのことでしたので 、この夏の終わりに手術を受けることにしました。

 しかしながら、小鉄に手術をする決心をしたものの治療と手術の費用 に最低でも数十万の金額を要することも覚悟しなくてはいけません。
 正直なところ、日頃からかわいそうな犬猫たちの愛護活動に大変な金 額がかかっているため、
この子のために十分な費用をの工面すること が難しいという 現実もあります。 
愛護仲間の間でも、小鉄の治療や手術には賛否両論ありますが、もしこの幸薄く生まれた子猫を救うことに賛同して頂ける方は、
募金に協力して頂けますと、本当に嬉しく思います。

 もし手術が成功した暁には引き取ることを考えてくださった方もおられましたが諸事情により、そこへ行くことはできなくなりました。
それで、治療を続けながら、できるだけ現在の動物病院に近いところで新しい家族を探していきたいと思います。
この子には多くの方が生きて、幸せになってくれることを心から望ん でいます。
どうか、この幼く、小さい仔猫の命を救ってください。 是非どうぞよろしくお願い致します。

皆様のご支援により手術費用の目処がたちましたので募金受付を終了いたします。
ご協力ありがとうございました。 会計は後日報告させて頂きます。

募金額 185,000円(平成17年8月18日現在)
本当にありがとうございます。

8月17日の手術は無事終了しました。
術後の経過をまた報告させて頂きます。

※振り込んで頂いた費用の収支については、このページを利用しま して報告させて頂きます。  
また、万一募金額が小鉄の治療費を越す場合には、他のかわいそうな 犬猫の保護費用
(ノミ・ダニ・回虫の駆除、ワクチン 、不妊手術等の病院代  等)に使わせて頂きますことを予めご了承ください。



7月31日 ついに小鉄が立って餌を食べられるようになりました!




8月16日 まだ歩いたり走ったりする度によろけてはあちこちで頭を打っていますが、
調子のいい時にはバンビのようにジャンプもできるようになりました(^^)
ねこハウスがお気に入りで、食事の後はいつも入って一寝入りです。
 ハウスに入っても、のぞいても、だっこしてもらっても、いつもご機嫌で 大きくゴロゴロのどを鳴らしています。
(本当に性格のいい子だなと思います。)




8月17日 本日の手術は無事終了しました

手術は夜8時半から開始しました。
まずは再度MRIとり、カテーテルを入れる手術方法を選択しました。
後頭部の骨を削り脳髄液を通すよりカテーテルを入れる方が一般的で実績があり何回も手術しなくて良いとの事でした。

事前準備に時間がかかりましたが、手術自体は1時間程でした。
まだ麻酔から覚めてはないようですが、本日の手術は無事終了しました。

皆様のご支援誠にありがとうございます。
術後の経過を引き続き報告いたします。


8月19日 小鉄の面会に行きました

傷は痛々しいですが元気でした。餌も食べて歩いてました。
先生に今回の費用を確認したら、皆様にご支援いただいた募金の範囲内で大丈夫のようなので募金受付を終了いたします。

ご支援ご協力誠にありがとうございました。




8月21日 元気に院内を歩いています

今日こてつに会いにいきました。元気に院内を歩いていました、自由にさせてもらっているようでした。
先生もスタッフの方もかわいがってくださり、後をついて歩いてました。治療は傷口があるため抗生物質だけであとはなにもしてないそうです。
 手術前に噛み癖があったんですが、それもなくなっていて、指をなめたり膝にのってきたりしてました。
あとで思えば、頭が痛かったせいもあって噛んだりしてたのかなと。あまがみですが。
今は先生によると頭痛も多分ないだろうし、目もわりとみえてると。日に日によくなってますといわれてました。
手術直前にとったMRIが以前にとったものより悪くなってたらしいです。だから手術してよかったです。
手術前にくらべるとしっかり歩いていました。ときどきまだ頭がぷるぷるとふらついて倒れるらしいですが。
抜糸は二週間後にするそうです。




8月28日 抜糸しました

久しぶりにコテツに会いに行きました。 コテツは抜糸も済んでおり、行った時に先生がエリザベスカラーを取ってくださいました。 
コテツは思いっきり走れることが嬉しいようで、まだ少し体が片方に傾きながらですが、元気よく院内を走り回っていました。
 その回復ぶりには本当に驚かされましたが、手術をして良かったとつくづく実感しました。




8月29日 収支決算報告

 報告が遅くなりまして、本当に申し訳ありません。
小鉄の治療費全般の内訳及び総額は次の通りです。また、お約束しました収支決算を以下の通り報告させて頂きます。
皆様の善意とご協力に心より御礼申し上げますと同時に、その恩恵を受けた小鉄の幸せを末永く祈り続けたいと思っております。
(いろいろ検討しました結果、今後の同じような病気の子たちのために今回の小鉄の必要額全般をご紹介させて頂くことにしました。)

【治療費明細および支出額】
※小鉄が「水頭症」と判明しました後の病院代のみです。
全て初診・再診代、消費税含まれています。(複数の病院代をまとめています。)

7/23 レントゲン代・薬代等 7,298円
7/23 MRI・その他の検査・薬代等 62,370円
8/3
 〜8/8
ステロイド注射・内服薬等 6,080円
フロントライン等 2,100円
8/17 ☆カテーテル挿入手術代 369,495円
8/27 総合計 447,343円

※☆についての内訳:


【募金額および支払い内訳】
 支払いについても小鉄に関わった者たちでいろいろ算段、工面も致しましたが、最終的に収入についても厳密に分類し、
総支出額のうち「ステロイド注射・内服薬等」6,080円と「カテーテル挿入手術費」のうち189,000円(下の領収書参照)に、
集めた募金のうちから、サイトへ振り込んで頂いた金額188,500円と募金箱18,364円の合計206,864円を
あてさせて頂くことにしました。(※下が領収書になります。)



【残金】  206,864円 ― 195,080円 = 11,784円

※11,784円は、サイトに注釈させて頂きましたように他のかわいそうな犬猫たちに遣わせて頂き、最後まで報告させて頂きます。

【お願い】
 この度小鉄が無事手術を受けることができましたので、その終了をもちまして収支決算のご報告と同時に、
施術して頂きました病院名も明らかにさせて頂きました。
(こちらの病院では全国でも数少ないMRIを装備されておられますが、丁寧で的確な診断や治療をしてくださることを、
実は以前子犬を譲渡した方から紹介され知ったのです。) しかし病院名を提示しますことで、
お世話になった病院にご迷惑をおかけすることも憂慮していますので、
もし小鉄のように愛するペットたちの病気の治療のためにこちらの病院で検査、治療をされたいと思われました方がおられましたら、
次のことを是非お願いしたいと思います。

 すでに病院で治療を受けておられる方は、できるだけ今かかっておられる病院からの「紹介状」を持参の上、
訪れて頂きますようお願い致します。

 理由は理解して頂けると思いますが、その子たちがどのような薬を使ったり治療を受けていたか経過を
知ることは必要ですのでよろしくお願いします。

 では、また引き続き小鉄の経過報告、また残金の用途につきましてはご報告をさせて頂きたいと思います。 
本当に、本当に有難うございました。

皆様の温かいお心遣いに心より御礼申し上げます。
8月30日 お礼


たくさんのご支援メール
 ありがとうございました!

 この度は小鉄の手術の費用をたくさんの方々に募金して頂き、心より御礼申し上げます。また、励ましのメールまで頂き、皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。 正直、小鉄を保護し病気がわかった時には、初めてのことで唖然とし、落ち込む毎日でした。やはり愛護活動をしている友人たちに募金をしてみようと呼びかけて頂いた時も、そんな事をわざわざしてくれる人なんていないと思っていました。今回の事で、小鉄のことを多くの人に知ってもらい、そして募金が集まり、実際に小鉄の手術をすることが出来ました。小鉄が元気になり、夢のように思っていたことが現実となりました。毎日毎日かわいそうな猫たちの現実に直面して、嫌な世の中にうんざりしていた私の気持ちが、皆様のような優しい気持ちを持った方々に触れ合う事ができたことにより、小鉄だけでなく、私自身も皆様のお陰で心が元気になれました。 小鉄は皆様に救って頂きました。皆様の温かいご支援への御礼は、今後も他のかわいそうな子たちに私自身できることをしていくことで返していけたらと思っています。一人ひとりが皆様のような優しい気持ちを持つことができたら、きっと、もっと多くの動物たちが救われると思います。そんな世の中になってくれることを願いつつ、私自身も今後も希望を持って頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました。いつも皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
平成17年8月30日小鉄の保護主より


9月3日 新しい家族が見つかりました

 今までのいきさつ、事情をお話したうえで飼っていただくことになり、決めました。もちろん、病気の話もいたしました。
皆様の募金で今のコテツがいることをご理解していただき、今後も気をつけて飼ってくださるそうです。
ときどきは様子を見にいかせていただくことになりましたので、会いにいったときにはまたサイトにのせれたらと思います。

 病院の先生のお話では、コテツの病気は世界的にも大変珍しいものだそうです。
しかしながら、コテツの症例と治療経過については何年後になるかわかりませんが、
いずれコテツがその生涯を全うした時に発表されるとのことでした。 (コテツ自身が元気になっただけでなく、
今後の猫たちのためにもコテツが貢献できることは むしろ有難いことだと思っています。)
 コテツは少しずつですが、普通の猫の生活ができるようになっています。 猫にとって当たり前だと思っていた、歩いたり走ったり、
ジャンプしたりできることが、 実はこんなに素晴らしいことだということを、コテツは私たちに教えてくれたように思います。


(保護された当時のコテツです。この頃はほとんど起きあがることもできませんでした。)


9月18日 会いにいってきました

 久しぶりでした。だいぶ大きくて術後に毛がなかったのもきれいにはえそろい、目が出てたのも治り、
みるかぎりでは普通の猫となんら変わりない感じでした。もう一匹コテツより小さなミケがいましたが、仲良くじゃれあっていました。
もう少ししたら二度目のワクチンをうつみたいです。やんちゃで走りまわり、ジャンプするので目が離せないみたいです。
ただ高いとこには上れず下りれずですが。すっかり顔つきもオスらしくなってました。




10月5日 体調を崩してしまいました (現在回復に向かっています)

 9月25日からコテツの様子がおかしくなったとの事です。ふらふら歩いたり、ボーとして立てなくなり、すぐにレントゲンをとってみたところ、
管とポンプをつないでるとこが外れて水がもれていたとのことです。たちまち点滴をして様子をみて28日に手術をしたそうです。
たぶん、体の成長にあわせて、つないでる部分がひっぱられておこったのではないかとのお話でした。
これは予想はされていたことだったらしいです。まだ体は大きくなるはずなので、それにあわしてはいるそうですが、
もう一度くらいもしかしたら再度ある可能性はあるみたいです。今は徐々に回復してるそうです。
ただ、飛んだり跳ねたりはまだできないそうですが。
24日夕方くらいから、元気がなくなり、みるみる悪くなっていったそうですが、今はまた手術に耐え、元気になりつつありますので、
また報告させていただきます。今、コテツは2キロくらい体重があるそうです。大きくなりました。




11月13日 久しぶりにコテツに会いました

 コテツは最初の手術からあらたに三回手術をしていました。成長期には管が抜けることがあるそうですが、
盆明けにして三回というのは少し多いようです。ただ、もう体はだいぶ大きくなったので成長するのに抜けるのはもうないとは思うとのことでしたが、
何より早期発見がよかったみたいです。一時はかなり悪くなったらしいので。しょっちゅう、MRIをとるわけではないらしいのですが、
なににせよ、かわいそうではありますよね・・。今は子鹿のように跳んだり跳ねたりしてました。
体重も2.5キロ位だそうで、ネコというよりは犬みたいな子だそうです。来年、去勢をする予定らしいですが、もともとが小さいみたいです。










8月31日 アメリカンショートのミックスの治療

 近所の空き地に突然現れました。(近所にポスターを貼ったりして飼い主を見つけようとしましたが見つからず)捨てられたものと思われます。 
この子は、首輪が首から右腕にまでひっかかり、見つけた時はすでに右脇がひどく擦れて、赤身が見えており、悪臭までしていました。 
それで、この子を病院へ連れて行き、治療をしてもらいました。 そして、よく馴れているので、里親探しもおこなっています。


治療費 2,500円
フロントライン 1,200円
合計 3,500円
残金(11,784円-3,500円) 8,084円


9月1日 昨日今日と野良二匹にワクチンを摂取しました

 写真はワクチンをうった子です、背中に怪我をしてた子なんですが、オスなんでケンカするうえに、毎年風邪をひいて慢性になっており、
耳が聞こえなくなっています。慢性になっていてもワクチンをうてば、だんだん治ったりするそうなので。
このこは耳がきこえないので、背後からの車の音などが聞こえないし、鼻が年中つまっていて匂いもかげないみたいです。




これで募金の残金はなくなりましたが、皆様のご支援誠にありがとうございました!
























  
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