2007年7月30日 東広島18頭遺棄事件の報告

    

7月30日

夜9時半頃、犬が10匹くらい捨ててあると知らせを受け、急遽団地に行きました。
現場に着くと、パトカーや近所の方でごったがえしていました。

見ると、大小ダンボールの中に、小型犬ばかり詰め込んであり、毛玉が出来たり、モップの汚れた
ような子やら、中には皮膚病と思われる毛が抜けている子も数匹いました。
爪は伸び放題、不妊手術をしている筈もなく、ダンボールの中で交尾しているいる犬もいました。

あきらかにブリーダーの遺棄した犬と思われます。
 
ブリーダーの犬に関して一切手を出すまいと思っていたのですが、市役所が来て、
次から次へとトラックに載せて行くのを見て、最後に残った3匹の内、
ポメラニアンを仲間が、コーギーを近所の方が、ダックスを私が持ち帰る事にしましたしました。

小学生の女の子が市役所から愛護センターに行くのを知って、ずっと泣きじゃくっているのに、何
て慰めて良いやらわかりませんでした。

    
 

近所の方に引き取られたコーギーはそのまま家に迎えられました。
 1年後、2008年7月撮影


助かった数3残り15
7月31日

昨夜の遺棄犬と同じ仲間と思われるダックスが近くで発見され、そのダックスは発見者がそのまま家に迎えられたそうです。

助かった数4残り14
8月1日

現在警察が遺棄罪として、動いています。 その間、犬達は全部証拠として生きています。  (長くは置けないようですが・・)

 今シャンプートリミングをして、これから5種混合ワクチンをして貰えるようです。

 譲渡される方は、愛護センターにて講習を受けて頂かなければなりません。

 ただ、私が引き取った子も皮膚病がありそうです。 皮膚病はどれだけ治療費がかかるかわかりません。  
 センターの人も、皮膚病・白内障・足の無い子などいるので、譲渡対象はどこまでするかわからないと言われました。
8月8日

中国新聞に犬の大量遺棄事件として掲載されました。
8月9日

本日愛護センターに行ってきました。
社団法人日本愛玩動物協会広島県支部2名、広島動物ネットワーク関係者12名とセンターの方とで今後の流れを話し合いました。

愛護センターからは、

 〇結局、犬達は長く置いておけないので、その後の飼い主探しは連れて帰りする事。
 〇譲渡先は広島県内で募集。(県外不可)
 〇広島市の方は広島管理センターに申告。
 〇必ず、講習会を後先どちらでも良いので、受ける。
 〇譲渡誓約書を記入する 。
 〇遺棄罪の証拠物件なので、新しい飼い主さんは住所・氏名・電話番号は警察に知らせる。

私達からの申し入れは

 〇せめて19日(日)の譲渡会までは置いて欲しい
 →後日返事
 〇残った子はガスによる処分ではなく、注射にて安楽死をして欲しい
 →この子達はおとなしいからできるでしょう
 〇ふだん成犬譲渡をどの様に行っているのか?
 →譲渡用は特別に作っていないが、こういう子が欲しいと聞いていたら、入った時に知らせる事はしている

話し合いの後、ネットワーク関係者が5匹連れて帰られ、2匹を後日再度引き取りに行かれることになりました。


 この日引き取った犬
 ☆ポメラニアン
 ☆ミニピン
 ☆ダックス
 ☆ダックス
 ☆プードル
 

           
助かった数9残り9
8月10日
今日愛護センターよりお電話をいただき、
足のないポメラニアンと、動物管理士会の方の関係でシーズが引き出されたと教えていただきました。

 そして、残った子のタイムリミットが決まりました。

 8月16日(木曜日)まで。

助かった数11残り7
8月12日

前日新聞で飼い主募集を掲載した結果。
1日でかかった合計件数、23件。

朝7時24分〜21時15分までで、13時03分までに18件、1件以前犬を譲渡した方からケージの寄付の電話があり、午後19時54分〜4件。
小型犬の人気はすごいと今更ながら感じました。

すでにセンターから出して預かっておられる方に連絡すると言われた方や、
子供を産ますと言われたので、お断りした方。
講習が難しいと言われ、どこの連絡先も聞かれたなかった方。
講習が難しいが、一応愛護センターに聞いてみると言われた方。
あと家族と相談してみると言われた方。
残りの方は、愛護センターに電話をして行ってみると言われました。

あまりに沢山電話がかかって来たので、アンケートや、小型犬のリストや、保護者のリストなど、目の前にいつも置いていたのですが、なかなか書けないもので、電話が一区切り終わって書こうとするとよく思い出せなかったり、ごちゃごちゃになったり・・
8月?日

愛護センターよりキャバリエが引き出されたそうです。

助かった数12残り6
8月13日 

講習会がネックになり、なかなか譲渡が進みません。

「今日も1人来られて、状態を見て貰われず帰られましたし、3件電話がありましたが、皮膚病がひどいと言ったら、見に来るのをやめられましたよ」

結局、センターで今日貰われた方は、午前の時点で0匹でした。

今日は新聞を見た人から6件かかって来ましたが、3人の方は程度の差はありますが、皮膚病がありますと伝えたら、あっさり、やめますと言われました。
8月14日

センターに見に行かれた方から、
「10歳のキャバリエ1匹頂きました。老後をこちらでおくらそうと思います。有り難うございました。」ってお電話いただきました。 

こちらこそ有り難うです!
この何日か不安な日を過ごして来て1匹目の朗報で涙が出ました。
嬉しくて今回一緒に行った方、引き取って下さった方にメールを送りました。

それから、またまた朗報が!
たまみんさんのブログを見た方が、状態の悪い子からと友人とで、
3匹引き出して下さいました。
残り1匹は猫の会の方が、もう1匹はネットワークの仲間が引き受けて下さるそうです。

最初は私と仲間とで1匹づつ持って帰り、後はあきらめていましたが、何人かになんとかならないか?とメールや電話を頂き、皆さんの新聞社への働きかけ、引き取りまで力を合わせれば助かるんだ!と思わせて頂きました。

皆さん本当に有り難うございました。
本当の家族を探すために、今からまだまだ続きますが、一応全頭助かる事ができます。

助かった数16残り2
8月16日

引取りが決まっていたシーズ1匹と猫のしっぽの会の方がヨーキーを引き出して下さいました。

助かった数18残り0
日記を頼りに編集しましたので多少のずれはあるかもしれません。


助かった日
種類
詳  細
7/30
ポメラニアン 老人ホームに迎えられました。(ちいちゃん)
7/30
コーギー 最初に保護された方がそのまま飼われることになりました。
7/30
ダックス 保護主さんから預かりをした方にそのまま迎えていただきました。(タッキー)
*2009年8月亡くなりました。
7/31
ダックス 最初に保護された方がそのまま飼われることになりました。
8/9
ポメラニアン 直接愛護センターより迎えてくださいました。(風太)
8/9
ミニピン 優しいご家族に迎えていただきました。(マハロ)
8/9
ダックス 平成22年1月より保護主さんがそのまま飼ってくださることになりました。
8/9
ダックス 優しいご家族に迎えていただきました。(サラ)
8/9
プードル 先住犬に同じ黒プードルのいる家族が迎えて下さいました(ぷーさん→ごんちゃん)
8/10
ポメラニアン 保護主さんがそのまま家族に迎えてくださいました(そわか)
*2009年4月亡くなりました。
8/10
シーズ 管理士会の関係の方より、優しいご夫婦に迎えていただきました。
8/?
キャバリエ センターより一般の方に譲渡されたようです。
8/14
キャバリエ 新聞広告より問合せを頂き直接愛護センターより迎えてくださいました。
8/14
コーギー 保護主さんがそのまま家族に迎えてくださいました。(べべ)
8/14
トイプードル 優しいご家族に迎えていただきました。(しじみ→リン)
8/14
トイプードル 優しいご夫婦に迎えていただきました。(つぶ)
8/16
シーズ 優しいご夫婦に迎えていただきました。(多嬉)
8/16
ヨーキー 猫のしっぽの会より優しいご家族に迎えていただきました。(ハッピー)






 風太

 ちいちゃん
 老人ホーム「ひなたぼっこ」


 マハロ

タッキー

ハッピー


ぷーさん→ごんちゃん

しじみ→リン

そわか


多嬉

つぶ

さら

















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